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人間は状況に他ならない 問題は 状況を越える時の越え方

                                                                                             
     

大学4年の時、あるピアノ演奏学科の子と出会いました。

Tさんは、長期休学期間を経て、復学してきたばかりでした。

とても明るくエネルギッシュでユーモアのセンスも抜群で

体からリズムが伝わってくるかのような、はじけた笑顔。

休学していた理由が 信じられませんでした。

Tさんは、うつ病。

精神的なものからくるものではなく、身体的なものからくる、先天的 体質だそうです。

Tさんは、高校(桐朋音楽科)時代に、診断を受け、入退院を繰り返していました。

大学卒業した今現在も 楽器を倉庫に預けて 闘病生活を続けています。


途轍もないない友人の歴史を目の当たりにして、

あらためて 

個人的な目的は、手段に過ぎない・・・けれど 

音楽の役割って何だろう・・・とか

見つかるはずのない答えを

探したくなりました。

音楽のあり方 歩み合い方・・・「個人的な理由によって様々」である、という状況の元に

生まれるべく それぞれの音楽性的心髄に、

眼を向けたくなりました。


・・・ピアノの方法・・・


別の視点からもみてみたいなと思い、

色々な音楽療法クラスやレクチャー聴講して、病院から病院へ出向いて

お話伺いに訪れたり、アシストや演奏させて頂いたりしてゆく最中、

市を通じて あるお仕事のお問い合わせがありました。


 ークラシックが必要な患者さんがいますー


ハンデイキャップ第一級者のMさん。


固まった筋肉を和らげる、痙攣をおさえる、

眠らせる、起こさせる、発作を沈め、呼吸を整える、

タイムスリップして故郷の思い出や歴史を一瞬にして甦らせる、安堵感〜

・・・音楽で体験する・・・

その時々の体調に応じた演奏を求められました。

(
4年間担当させて頂きました)

出会った当初のMさんは、改造した寝台ソファで ほとんど寝たきり状態でしたが、

ピアノ,お話など〜で関わり 聴いて頂いて 数年経つうちに、


気がついたら

外資系会社に 採用され、毎日通勤されていらっしゃいました。


試験、審査を通過し終え、はじめて会社へ面接に行かれた時に 

弾かせて頂いた あの日。

感極まり 楽譜が 涙色に染まりました。



「何を受け入れるか」 によって 「体験しつつある自分」は 変わってくるのでしょうけれども、

個人の持つ「治癒力」に関わる時の 

・・・音楽が与える影響の大きさ・・・を、

微力ながらも 認識しました。



これら以上のことを記述するには、私自身、あまりに未熟な上、誤解を招く恐れがありますので、

コメント等〜 控えさせて頂きたいと思います。




HARMONIZE PROJECT M.K.は、

PPTとしても御活動され、今後 養護施設/設立も目指されていらっしゃる、

理学療法士:MONICA.K.さんと、音楽をコラボレートして結成致しました。

主な内容等〜につきましては、Programmingplanning 段階ですが、

今後 また新しい形で御報告させて頂きたいと思っております。

byS.ボーボォワル

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